空調・給湯をはじめ、

コスト減や脱炭素につながる、

熱・電気の有効利用法をご紹介します。

空調・給湯をはじめ、

コスト減や脱炭素につながる、

熱・電気の有効利用法を

ご紹介します。

POINT

01

北海道と脱炭素

春と秋は、
再生可能エネルギーが
余っている?

春と秋はエアコン暖房で太陽光発電を有効に使おう!

北海道の春と秋は、必要とする電気が少なくなります。同時に、このシーズンに最も普及している太陽光発電が多くなります。この時期に必要な電⼒以上に再⽣可能エネルギーを接続しようとすると、周波数や電圧を基準におさめるために、発電を控える必要が⽣じます。
道⺠のみなさまが春と秋の暖房を灯油ストーブからエアコンに切り替えると、再⽣可能エネルギーをもっと接続できるようになり、脱炭素社会の実現に⼀歩近づけます。しかも、肌寒い⽇のエアコン暖房は効率も⾼く経済的です。

エアコンは、夏だけ
使うともったいない?

例:ご家庭向け契約の場合 夏は30A増 1kWhあたり50円→エアコンの暖房利用 1kWhあたり40円(10円程度割安)

エアコンなど⼤きな設備を⼊れると、電気料⾦が割⾼に感じることがあります。これは主に基本料⾦の成分が⼤きくなったことに影響されています。基本料⾦は、電気が流れているかいないかに関わらず、電線や鉄塔、発電機などが存在することでかかる費⽤がもとになっているため、毎⽉同じ⾦額です。そのため、使う電⼒量が⼤きくなれば、割⾼感を緩和することができます。たとえばエアコンの場合、夏の冷房のためだけに基本料⾦を⽀払うより、春と秋の暖房としてもご利⽤いただくことで、割⾼感を軽減できます。

FFストーブの
エネルギー消費量は、
エアコンの約2.5倍。

一世帯当たりの用途別エネルギー消費量(MJ/世帯・年) 北海道:26.4%(照明・動力・その他)、21.3%(給湯)、0.1%(冷房)、52.3%(暖房) 全国:41.1%(照明・動力・その他)、31.2%(給湯)、1.8%(冷房)、25.9%(暖房) 出展:(株)住環境計画研究所「家庭用エネルギーハンドブック(2014年度版)」

北海道は、暖房にかかるエネルギー消費量がとても多いです。これは、単に冬が寒いだけではなく、エアコンの暖房を利⽤していないことによります。エアコンの標準時のエネルギー消費効率は、灯油ストーブの約2.5倍にものぼります。つまり、エアコンの暖房を使えば、暖房にかかるエネルギー消費量を⼤きく減らせるということになります。

※ガス・灯油は、1kWhx3.6MJ/kWh÷効率0.85=4.24MJ 分の消費量、電気は、1kWhx8.64MJ/kWh÷効率5= 1.73MJ分の消費量として⽐較。

POINT

02

空調・暖房の脱炭素

エネルギー消費を
抑えるなら、
エアコン暖房の活⽤です。

エアコンは、ストーブなどと熱をつくる仕組みが違います。その分、⼯事費⽤が⾼くなりますが、冷房もできるのがエアコンのメリットです。冷房が不要な場合を除いて、暖房機と冷房機を兼ねた⽅が、さまざまな費⽤を安く抑えられますし、冬の電⼒料⾦の基本料⾦もムダになりません。また、設置する機械が⼤きいほど、外気温と作る温度の差が⼩さいほど、インバーターの効果で消費電⼒を抑えられます。

ヒートポンプは、
冷房も床暖房も得意です。

ヒートポンプ式冷温⽔システムは、エアコンと同じ仕組みで冷温⽔を作ることができます。特に⾼温を必要としない床暖房は効率が⾼くなるので得意です。ヒートポンプサイクルは、逆回転させて冷⽔も作れるので、⼀年を通じて利⽤することができ経済的です。

POINT

03

給湯・厨房の脱炭素

安全で涼しい厨房なら、
電気機器がおすすめです。

低温調理器は⽣⽕がないので外に逃げる熱が少なく、暑くない厨房が作れます。内部の安全回路が故障しても漏電ブレーカーが作動しますので、安全性が⾼いのも特徴です。マイコンを搭載したものは時間と温度をコントロールできますので、⼀定のクオリティを維持して、安全な厨房を作ることができます。炊飯ジャー、急速冷却機能付きフリーザー、低温調理器などがそのよい例です。作り置きの急速冷却や低温調理など安全性の確保が必要となる調理、⼀定のクオリティで作り続けるようなファストフードなどに強みがあり、よく⾒かけます。

給湯の⽅式、
合っていますか?

給湯の⽅式には、中央⽅式と局所⽅式があります。ご家庭などで採⽤されている局所⽅式は、蛇⼝からボイラーまでが遠いとしばらくお湯が出てこないことがあります。中央方式はこれを解消するのと、レジオネラ菌という細菌が繁殖しないように配管内を高温に維持する仕組み「即湯循環」が必要になります。また、局所⽅式が⽚道なのに対して、中央⽅式は戻りの管も必要になるため設置費⽤は⾼額。加えて、使⽤量の少ない場所では、即湯循環にかかるエネルギーの割合が多くなり、省エネではありません。
局所⽅式は、ご家庭のほか、使⽤量がそれほど多くないスーパーやホームセンターのトイレの⼿洗いなどでも採⽤されています。⼤浴場を擁するホテルの個室などでも、省エネ・コストダウンに有効とされています。⼀⽅で、⼤浴場の給湯やプールなど、⼤容量の給湯やろ過が常時あるところは、中央⽅式が適しています。

効率の良さなら、
ヒートポンプ給湯器。

ヒートポンプの周囲温度とつくる熱の温度の差が⼩さいほど、効率が良くなることが知られています。例えば気温が35℃のボイラー室にヒートポンプを設置して60℃の熱をつくると、効率はおよそ5倍にもなります。この仕組みで、ボイラー室内から熱を奪って、ろ過後の温⽔を暖めること、即湯循環回路の加温をすることもできます。本体からは冷⾵が出てきますので、ボイラー周辺に設置すれば点検などの作業環境も改善でき⼀⽯⼆⿃。サイズも⼩型から⼤型まで多彩で、スペースさえあれば既存ボイラーへ⽐較的簡単に設置可能です。

POINT

04

⼯場の脱炭素

北海道の冬は、
冷凍加⼯に有利です。

みなさんが直感的に思うように冷房・冷凍するにはもってこいの⼟地柄です。室外機が外にある冷蔵庫・冷凍庫では冬は⼤きな電⼒を消費せず冷却することができ、外気の冷熱だけで冷却するフリークーリングもできます。何かを加⼯・製造して冷却することで、より付加価値を⽣み出すことにもつながります。

冷凍で、付加価値を
つけてコスト減。

農産物や畜産物は、⾮可⾷部の除去をはじめとした下処理・加熱などを経ることによって、⼀般に容積が減少します。輸送コストは容積に⽐例しますので、この分の輸送コスト削減につながります。⼀⽅で冷却によって、賞味期限を⻑くできるなど、付加価値の⾼い商品を製造することも可能になります。北海道は、冷却にかかるコストを抑えられるため、⼀次産品の加⼯場・冷凍・冷蔵倉庫などが多いのが特⾊です。もちろん、北海道で加⼯したほうが、脱炭素につながります。なお、北海道の加工場・冷凍・冷蔵倉庫などについては、MAPでより詳細な情報を確認できます。

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